株式投資を始めると1番に悩むのが銘柄選び、次に悩むのが株の売買のタイミングです。投資初心者の人は、株の売買のタイミングが難しいですよね。

株はどのタイミングで買えばいいの?

株を売るタイミングはいつ?
基本的には、チャート分析と企業の価値を分析して、安いときに買い、高くなれば売ります。

どちらにしても、最終的な判断をするのは自分です。
自分が安いと思った時が買いのタイミング、自分が高いと思った時が売りのタイミングと考えましょう。
>関連記事【株式投資】初心者と投資に興味がある人必見!株の銘柄選びの方法と注意点
今回は、株を購入するタイミングと、株を売却するタイミングについて紹介します。
- 株を買うタイミングに悩んでいる人
- 株を売るタイミングに悩んでいる人
- 投資初心者の人
株を購入するタイミング
- チャートを見て安いと判断したら買う
- PERやPBRの指標など企業価値で安いと判断したら買う
- 株価が暴落したときに買う
- 権利落ち日に買う
株を購入するのは、証券会社に口座を開いてお金を入金すれば、意外とあっけなくすぐに買えてしまいます。

でもよく考えて購入しないと、あとで後悔することになりますよ。
買うタイミングが悪ければ、株価が戻らない場合も。
株を買うときの基本は、安く買う!です。
チャートを見て安いと判断したら買う

チャート分析は、企業の価値よりもテクニカルに基づいて、機械的に売買したい人におすすめの方法です。
まずは、チャートをみて今の株価がどの位置にあるのかを確認します。チャートは、20年から30年くらいの長期間で見ます。
さらに短期・中期トレードの場合は、トレードの期間に合わせてチャートの期間を選びましょう。
チャート分析におすすめの本

チャートを見て売買する場合は、チャートの見方を勉強してから投資を始めましょう。
本を読めば基本的な知識が身に付きますよ。
PERやPBRの指標など企業価値で安いと判断したら買う
株式の指標で、企業の本質的な価値が分かります。購入する銘柄の、決算書や四季報などを見て、PERやPBRを確認します。
PERとPBRは、株価が割安か割高かを判断する指標の目安になります。
企業の価値を詳しく分析して、安い株や成長株を購入したい人におすすめの方法です。
株価収益率(PER)=株価÷1株当たり当期純利益
PERが高いと割高、PERが低いと割安
PERの平均は、約15倍程度
株価純資産倍率(PBR)=株価÷1株当たり純資産
PBRが1倍を割ると割安
ファンダメンタルズ分析(株式の本質的価値による分析)におすすめの本

ファンダメンタル投資の教科書は、初心者にも分かりやすい本です。

株価が暴落したときに買う
株式投資をしていると、数年に1度の頻度で、株価の暴落が発生します。
株価が暴落した時は、株を購入する絶好のチャンスです。

暴落したときのために、事前にお金を準備しておくと、チャンスを生かすことができますよ。
暴落時など圧倒的に安く購入できた銘柄は、一生持ち続けてもリスクは少なくなります。
>合わせて読みたい【体験談】株価暴落時にすること 主婦が過去の暴落時に対処した方法
権利落ち日に買う
買うタイミングが難しいときは、権利落ちのタイミングがおすすめです。
とくに権利落ちが激しいのは、高配当株や人気の優待株です。権利落ちを狙って買えば、安く買うことができますよ。
他には、決算発表時など株価が大きく下落するタイミングもおすすめです。
株を売却するタイミング
- チャートを見て高くなったら売る
- PERやPBRの指標など企業価値で割高なら売る
- 売却のルールを決めて、目標の株価になったら売る
株は購入するときよりも、売却するときの方が難しいと言われています。なぜなら売却するときは、欲が絡んでくるからです。

売るときに欲を出さないように、普段からマイルールを決めておくと、役に立ちますよ。
株を売るときの基本は、欲を出さない!です。
チャートを見て高くなったら売る
買うときと同様に売るときも、チャートを見て判断します。チャートの分析で売りだと思ったら、売りの注文を出しましょう。
ただチャート分析は外れることもあるので、正確ではありません。それにチャート分析に慣れるまでは難しいです。
しっかり本を読んで、チャートの読み方を勉強して、実践を繰り返すとチャートの見方は自然と身に付きますよ。
PERやPBRの指標など企業価値で割高なら売る
PERやPBRの指標などで判断して、割高感が出たら売りの注文を出します。
ただ業種によって指標の割高感は違うので、企業についてよく調べる必要があります。
特に成長株は、すでに将来の成長分を織り込んでいて、PERが高い傾向にあります。ですが、今のPER が高いからと言って、割高とは言えない場合もあります。
なぜかというと、PERは1株当たりの当期純利益の数値で変わってきます。
もし将来さらに企業が成長して、1株当たりの当期純利益が何倍にも上がるのなら、PERは安くなりますよね。
売却するルールを決めて目標の株価になったら売る

株を売るタイミングで1番おすすめの方法は、売却するルールを先に決めておくことです。
心理的な要素が絡んでくると、人間は欲が出てしまいます。そのため株式投資は、機械的に売買することが重要です。
株を購入したら、売却するルールを先に決めておきます。

ルールを先に決めておくことで、いざ上がったときにすんなりと売却することができますよ。
株を売るタイミングはとても難しく、天井を見極めるのは不可能に近いです。欲を出すと、売り損ねたときに後悔します。
投資の格言
株式投資の格言に、このような格言があります。
頭としっぽはくれてやれ
引用元:投資の格言
買うときと売るときは欲張らず、「魚の頭としっぽは残しましょう」という意味です。
つまり、大底や天井を取ろうと欲張らないことが重要。
ルールを守れる自信がなければ、先に証券会社に指値で、売りの注文を出しておきましょう。
株を売却したときに一番多い後悔が、売却した銘柄がその後どんどん上がってしまうことです。

私は何度も経験があります。
ルール通りに売れたら成功だと思いましょう。
株価の予測はとても難しいので、妥協も必要ですよ。
まとめ
今回は、株を購入するタイミングと株を売却するタイミングについて紹介しました。
一番重要なことは、本を読んで勉強し実践を通して、自分なりの投資スタイルを確立することです。
そして、自分が決めたマイルールをきちんと守ることです。
そうすれば投資スキルも上達していきますよ。