
今日はJTの決算発表日でした。
私が保有しているJTの、2022年12月期第1四半期の決算発表がありました。
JTの第1四半期利益は、1,241億円(前年同期比)+9.1%増でした。
今日のJTの終値は、前日比+37円高、2,223.5円です。日経平均株価も+461.27円と好調でした。
明日は休みなので、今日の決算発表を受けて連休明けに株価がどう反応するか気になります。
JT 2022年12月期第1四半期決算短信

第1四半期の利益は、1,241億円で前年同期比+9.1%増
第1四半期の利益は、1,241億円(前年同期比)+9.1%増
個別に見ていくと、
売上は、5,815億円(前年同期比)+6.2%増、
営業利益は、1,783億円(前年同期比)+11.4%増、
四半期利益は、1,241億円(前年同期比)+9.1%増です。

前年同期比と比べて、売上も利益も伸びていますね。
業績が好調の理由
- 全ての事業で増収増益
- 主に海外でのたばこ事業が好調
- たばこ事業の為替の影響
JTは、たばこ事業以外にも、医療事業、加工食品事業を行っています。
第1四半期は、全ての事業において増収増益です。
その中でもとくにたばこ事業が好調でした。たばこ事業が好調の理由は、プライシング(値段)によるものと為替の影響です。
JTの配当金は変更なしで年間150円
2022年12月期のJTの配当金の予想額は、前回発表されたとおり年間150円です。
>関連記事JTの決算 優待廃止と増配を発表
JTの配当性向は75%の固定に決まっているので、利益が増えれば今後配当金の増配も期待できますね。
ロシア市場の業績への影響
JTは現在、ロシアでの新規投資、マーケティング活動などは停止しています。工場は稼働中です。
今回の通期業績予想では、ロシア市場における業績への影響について修正はありませんでした。
業績への見通しの不確実性などが理由です。第2四半期決算以降に、必要に応じて業績の修正を行うと発表がありました。
またロシアのたばこ事業について、経営からの分離も検討中だそうです。
想定される業績への影響
グループ全体の売上にロシア市場が占める割合は、約8%
営業利益の割合は、約15%
為替レート(ルーブル)が、前提レートから1%変動する場合、営業利益に約15億円の影響
多少なりとも業績への影響はありそうです。
ただJTの全体の売上高からすると、割合がそれほど大きくないので、安心しました。
でも営業利益の割合からすると、大きいと感じます。
今後の業績への影響がはっきりするまでは不安ですね。あまり影響がなければうれしいです。
まとめ
今回は、2022年12月期JTの第1四半期の決算について紹介しました。
決算短信を見ると、前年同期と比べて、売上も利益も伸びているので株主として安心できました。
ただロシア市場による、JTの業績への影響はとても気になります。
今回の発表では通期予想の修正はなかったので、今後の発表に注目したいと思います。